大規模災害の初動調査(cm級被害把握技術)
高精度計測をパソコン画面で再現
デジタル航空カメラが取得した広域かつ詳細な画像情報を、高精度空間情報統合システム「G-Viz」に組み込むことで、精密3次元空間がパソコンの画面上に再現されます。1画面に1億点以上の点群から形成されるG-Vizの3次元空間では、現場計測と同レベルの精度で断面・距離・体積が観測でき、リアルタイム性が高いデジタル航空カメラの特徴を活かすことで、図上計画や災害直後の被災状況の広域的な把握にも役立てられます。


見てわかる氾濫シミュレーション
G-Viz内で再現された精密な3次元地形モデルを利用することで、高精度な氾濫シミュレーションが可能となり、その氾濫計算から導き出された水深は、国土交通省の水深規定に基づいたレベル表示に対応しております。
G-Viz内では、自由なアングルで洪水時の水の動き氾濫水の到達時間を予測することができるため、最適な非難ルートや避難所の設定に役立てられます。

航空リモートセンシングによる湿原植生調査
デジタル航空写真データと現地分光データとの比較
デジタル航空カメラで湿原の撮影を行うとともに、地上観測による
湿原内の植生の種類を確認のうえ分光特性調査を行います。
これにより、デジタル航空写真データから得られた植生の反射率と現地分光特性調査から得られた反射率の比較が可能となり、デジタル航空写真から植生の面的分布を解析できます。この様な分類法を教師付き分類といいます。

デジタル航空カメラによって得られた地物の反射率(左)と現地分光特徴調査によって得られた地物の反射率(右)
デジタル航空写真データと現地分光データの地物の波形が類似します。
詳細な画像解析への高いポテンシャル
デジタル航空写真データは、画像内の個々のピクセルに青・緑・赤・近赤外のデジタル値(0縲鰀4,095の数値)を保有します。そのため、これまでのフィルム航空写真では困難であったデジタル画像解析が可能となります。また、デジタル航空写真特有の数センチレベルの解像度によって、衛星画像データの解像度では難しいとされた細かな地物の解析も可能です。
具体的には、河畔林の植生調査や水面幅の狭い河川での詳細な解析において利用が期待されています。
デジタル航空写真データと現地分光データのNDVI※の比較
※NDVI(=正規化植生指標):衛星画像等のリモートセン ングデータの赤バンドから求められる植生の多少 ・ 活性 度等を示す指標。

デジタル航空写真から得られるNDVIは、現地分光データとほぼ同じ値となります
デジタル航空写真データを用いた湿原植生分類
デジタル航空写真を用いた教師付き分類
衛星画像データの解析で頻繁に用いられる教師付き分類をデジタル航空写真データで行うと、衛星画像では殆ど抽出不可能なヤマウルシの分布やミズゴケの詳細な生息状況をとらえます。
湿原植生分類結果(黒塗り部分は解析エリア外)

2006年9月23日撮影撮影高度:約1,190m
画像解像度:約10cm(白黒) 約30cm(カラー)
ラップ率:約80%







