河川調査‧計画
RIVER SURVEY AND PLANNING
河川の状況を調査し、改修・整備の計画や管理・運営の補助を行います。
河川調査
河床材料の特性や流況を把握するための粒径・流速調査とあわせて、水文・水位・流量観測を実施し、洪水予測や水資源量の把握を行っています。また、河川構造物の健全度を評価するため、ひび割れ等の損傷状況を把握するための調査・点検を行っています。

河川状況の調査

流速調査(浮子)

河床材料(粒径調査)

魚介類調査(投網)

産卵床調査
河川整備基本方針、河川整備計画の策定
河川整備を進める上で必要な河川整備基本方針※1、河川整備計画の立案※2・計画の検討に必要な資料作成を行います。
※1 河川整備基本方針:水系ごとの治水・利水・環境保全の長期的な基本方針を示す計画
※2 河川整備計画:その基本方針に基づき、おおむね20〜30年間に実施する具体的な河川整備の目標や内容を定めた計画
各種委員会運営補助
河川整備計画検討委員会を始めとする河川事業に関わる各種委員会の企画、会場設営や記録などの運営補助、議事録作成等を行います。

委員会運営

委員会運営(現地視察)

縦覧資料
河川改修計画
計画高水流量の解析、河道計画※3、費用対効果の検討など、河川改修計画に必要な検討を行います。
※3 河道計画:洪水時の安全な流下を確保しつつ、平常時の環境や利用にも配慮し、断面形状や川幅、河床高、堤防位置などを総合的に定める計画

河道計画平面図

流出解析(貯留関数法)
河川構造物設計
RIVER STRUCTURE DESIGN
治水・利水・環境などあらゆる機能が求められる河川構造物の設計を行います。
河川構造物設計
河川構造物に求められる機能は、治水・利水・環境と大きく分けることができます。
治水では、堤内の排水を円滑に行う樋門工、排水工、洪水から人命・財産を守る護岸工、河床低下や局所洗掘を防止する床止工(落差工)、利水では、かんがい、上水道等のための取水堰や取水工(ポンプ取水・取水樋門)、環境では親水、景観、動植物の生息・生育環境への配慮など、河川構造物の計画・設計に取り組んでいます。

畚部川取水堰

トクタロウ沢川排水樋門

斜里川樋門

ウツベツ川護岸(施工前)

ウツベツ川護岸(施工後)
洪水氾濫シミュレーション
FLOOD INUNDATION SIMULATION
河川洪水時における氾濫による浸水域や浸水深の時間推移のシミュレーションを行います。
洪水氾濫シミュレーション
地形メッシュデータ等から氾濫域の地形モデルを構築し、対象降雨条件や河道形状等を踏まえて破堤箇所を設定した上で、氾濫形態に応じた洪水氾濫シミュレーションを行います。
得られた解析結果は、避難場所や避難経路の設定など防災計画策定に向けた基礎資料として活用するとともに、住民の避難行動や防災対策の検討、洪水ハザードマップの作成に役立てます。
「動画」洪水氾濫シミュレーション
砂防調査・計画
EROSION CONTROL SURVEY AND PLANNING
土砂移動や渓流環境の調査とそのデータをもとにした砂防全体計画の作成を行います。
砂防調査
日本の国土は、75%が山地であり脆弱な地質と急峻な地形が相まって、毎年のように土砂災害が発生しています。砂防調査では、発生した土砂災害の原因について空中写真や現地に残る土砂の流下痕跡などから分析するとともに、流域源頭部から土砂の生産、移動を調査します。

渓流調査

砂防施設点検

河床礫径調査

渓床断面図の作成

UAVを活用した土砂移動調査
砂防計画
調査結果をもとに計画の土砂・流木の生産規模を決定し、土砂・流木による災害を防止するための砂防施設配置計画を提案します。


砂防施設配置の事例
砂防施設設計
EROSION CONTROL FACILITY DESIGN
土石流・崩壊・土砂流出などの災害を防ぐために、砂防施設[砂防堰堤工、遊砂地工、流木対策工、渓流保全工]の計画・設計を行います。
砂防施設設計
砂防施設は、流れる土石の大きさや流速に応じて様々なタイプがあります。代表的なものは、流れてくる土砂を調節もしくは捕捉する「砂防堰堤工」「遊砂地工」、下流へ流木を流さないための「流木対策工」、渓床や渓岸が浸食されないように流水を流す「渓流保全工」といった施設の設計を行っています。

朝里温泉スキー場沢川
砂防堰堤工(SBウォール)

雄忠志内川
鋼製スリット砂防堰堤工(B型、T型)

オキリカップ川
渓流保全工

銭函学校沢川
鋼製スリット砂防堰堤工(横ビーム)

二股沢川
鋼製スリット砂防堰堤工(立体格子)

布部川
コンクリートスリット砂防堰堤工

布部川
流木対策工

蒜沢川
遊砂地工
土砂移動シミュレーション
SEDIMENT TRANSPORT SIMULATION
土石流・泥流・掃流砂などの土砂の動きを数値モデルで再現し、地形・降雨・河床材料などの条件をもとに、土砂の流出・堆積・移動範囲の解析を行います。
土砂移動シミュレーション
本シミュレーションにより、土石流や河道内の土砂堆積に起因する洪水の氾濫や砂防施設の効果などが予測できます。
床固工の効果について計算した例
(2次元計算)
連続したスリット砂防堰堤の
効果について計算した例
(1次元計算)
地すべり、急傾斜地調査・解析
LANDSLIDE AND STEEP SLOPE SURVEY AND ANALYSIS
斜面の崩壊や地すべり災害を未然に防ぐために、地形・地質・地下水などの状況を的確に把握するための調査・解析を行い、対策施設の設計を行います。
地すべり、急傾斜地調査・解析
地すべり、急傾斜の調査解析および対策工設計を行います。また、地形データや地質調査結果を活用して様々な視点から崩壊メカニズムを検討し、経済性や景観性等も考慮し最適な対策工法の提案を行います。

地すべり現場写真

急傾斜地崩壊対策施設(施工直後)

急傾斜地崩壊対策施設(施工後4年経過)